2017年2月7日火曜日

海洋プラスチック汚染 1 - Plastic Pollution I

日本で少し生活をすると気付くのが、包装の多さ。

多くの店でレジ袋は無料。

スーパーの荷詰め台には薄いビニール袋が好きなだけ使えるようになっているし、 土が綺麗にとられて水っぽくもない野菜や果物もプラスチックかビニールで包装がされている。

肉や魚は発泡スチロールのトレイに乗せられてラップをかけた包装が多く、卵もほとんどがプラスチックのケース入り。レジではその包装済みの肉や魚、卵を、さらに例の薄いビニール袋に入れてくれるという「親切」ぶり。

お菓子を買えば、一つ一つ丁寧に個別包装。

びんの調味料を買えば、ふたはプラスチック。その周りにプラスチック包装+口のところにもプルリング。

紙箱に入ったガムや薬など、箱の外側が薄いフィルムで覆われていることも。

ネットでものを買うと、ビニールのプチプチか大き目の空気の入った緩衝材。または発泡スチロール。

領収書や清算書がきれいなビニール袋に入れられていることも多い。

お惣菜などを買えば、プラスチックケースに食材が入り、それを薄いビニール袋に入れてくれ、さらに、それを手提げレジ袋に入れてくれるという・・・

この包装、本当に必要?
一回の買い物のためだけに使われたビニールやプラスチック、どこへ消えているの?

この2つのビデオ、ぜひ見てほしいと思う。
1つめは、海洋プラスチック汚染 心配な生物への影響(日本語)
https://sciencechannel.jst.go.jp/M160001/detail/M160001004.htmlhttps://sciencechannel.jst.go.jp/M160001/detail/M160001004.html

2つめは、Midway, a plastic island(CNNのドキュメンタリー、英語)
http://edition.cnn.com/videos/us/2016/11/30/midway-plastic-island-nick-paton-walsh-orig-jql.cnn

これを見たら、怖いと思うかもしれない。やばいと思うかもしれない。
でも怖いこと、やばいことをし続けているのは私たち人間。
でもそれを変えられるのも私たち人間。

捨てられたプラスチックは、ゴミ処理場で燃やされたり地中に埋められたり、リサイクルされたりするけれど、風で飛ばされたり、ポイ捨てなどで、最終的には海へたどり着くものも多い。

海へたどり着いても、プラスチックは自然分解されず、紫外線や波の力でゆっくりと細かく砕かれ、マイクロプラスチックと呼ばれる微粒子となって、海に半永久的に漂流していることになる。

マイクロプラスチックは、海のプランクトンが餌を食べるときに一緒に飲み込まれ、そのプランクトンは別のプランクトンや他の生物に飲み込まれ、食物連鎖で大きな魚や海鳥、海の哺乳類などへ凝縮され受け継がれていく。ということは、私たち人間の体内にもプラスチックが入っている?

日本では、海の幸が大好きで、内臓もろとも食する人も多いのに、プラスチックごみの汚染は話題になっていないし、「海洋プラスチック汚染」という言葉自体も全然普及していない。当然プラスチックのゴミを減らそうとか海洋プラスチック汚染について知ってもらおうとかいう運きもあまりない印象。これでよいの?

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