2017年2月14日火曜日

海洋プラスチック汚染 2 - Plastic Pollution II

包装だけがプラスチック製というわけではなく、よく見まわせば、私たちの生活はプラスチックに囲まれていると言ってもよいくらい。

洗濯ばさみ、タッパー、歯ブラシ、ボールペン、ペン立て、時計、引き出し、かご、書類ファイル、ビニール傘、ゴミ箱、大きなものなら、衣装ケースやお風呂そのもの(ユニットバス)もプラスチック製が多い。

自動販売機やコンビニがあちこちにある日本。
一日に何本くらいペットボトルがゴミになってるのだろう。

コンビニやカフェで飲み物を持ち帰ると、熱い飲み物は紙コップに入れられるけれど、プラスチックのふたが付いてくる。冷たい飲み物はプラスチックのカップに、プラスチックのふたとプラスチックのストローが付いてくる。 小さなコーヒー用ミルクやガムシロップはプラスチックのカップ入り、プラスチックのスプーン(マドラー)が付いてくることもある。

趣味の世界でも、DVDのケース、釣り糸や植木鉢、ゴルフボールや虫かごなどもプラスチック製が多いし。。。

数えだしたらきりがないほど、多くの日用品はプラスチックでできていて、私たちの生活を便利で快適なものにしてくれている。

だけど!!

その便利で快適な生活の代償が、プラスチックを食べること?!

あまり考えたくないことではあるし、プラスチック汚染が知られていない日本では、目の前のペットボトルが自分の体の中に入るかもなんて思いもよらない人が多いのでは。

それから、つい人間の立場で考えがちだけれど、プラスチックが他の生物に与える影響も大きい。

例えば、「プラスチック汚染」とグーグル検索をかけて画像を見てみると、水に浮かぶ恐ろしいほどの量のゴミと並んで、ペットボトルのふたを大量に飲み込んで死んでしまった鳥や、ビニール片や釣り糸のせいで奇形を生じた亀など、痛々しい画像もたくさん出てくる。

世界でニュースにもなっている。

ノルウェーの海岸に漂着したクジラ、30枚のビニール袋を飲み込み餓死
(胃中のビニール袋のせいで重度の栄養失調であることが判明→安楽死)
http://www.ibtimes.co.uk/norway-whale-starves-death-after-swallowing-30-plastic-bags-1604860

2050年までに99%の海鳥の体内にプラスチックが見られるようになるだろう
https://www.sciencedaily.com/releases/2015/08/150831163739.htm

2050年までに海洋中のプラスチック量は魚の量を超えるだろう
https://www.theguardian.com/business/2016/jan/19/more-plastic-than-fish-in-the-sea-by-2050-warns-ellen-macarthur

便利で快適な生活・・・あくなき欲望・・・ 
その代償って想像以上に大きなものになっているのかもしれない。

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