2017年2月28日火曜日

海洋プラスチック汚染 4 - Plastic Pollution IV

最後に、プラスチック汚染を減らすために私たちができることを考えてみる。

ちょっとショッキングな画像だけれど、これが私たち人間が便利に生活している裏で起こっている現実。

ThisisZINCの映像を見てほしい。


この映像を見て、人間って罪深い・・・と思ったり。

少しずつでもプラスチックゴミを減らそう!と考えたり、し始めた人、いるかもしれない。


プラスチックをいますぐ全廃!なんていうことは絶対にできない(と思う)ので、無謀なことは考えず、できることからしてみたらいいのだと思う。

たとえば

①レジ袋は使わず、エコバッグを携帯。
クジラを餓死させたくないから。
買い物に週に3回行くとしたら、月に10枚はレジ袋削減を達成できちゃう。

②できる限り、水筒を用意。
ミズナギドリやペンギンにこれ以上苦しんで死んでほしくないので。
小学生はよく首からぶらさげているけれど、小学生ができて、大人の私たちができないわけはないはず。

③ビニール傘はあきらめよう。
ビニール傘は壊れやすく何から何まで危険。

④カフェで冷たい飲み物を頼むときにはストローを断ってみる。
少し勇気がいることかもしれないけれど、カメの鼻に刺さったストローはもう見たくないので。
毎回でなくても1回断るごとに1本のストロー分のゴミを増やさなかったことになる!

⑤マイクロビーズ入りの日用品を使わないようにする。
結局巡り巡って私たちの体に入ってくるなんて!

日本では規制がないので、どれに入っているのかとてもわかりにくい。
でも「つぶつぶ」「顆粒」の表示があれば疑ってみてよいかもしれない。

マイクロビーズを国で規制していればこんなサイトも可能なのだけれど。
http://www.beatthemicrobead.org/product-lists/

⑥お菓子を買うときも、個別包装されていないものを。
開けちゃったら湿気てしまう!と心配なら、缶や密閉ガラス容器に入れ替えればいいし、そもそも少ししかいらないときには買わない。買ったら湿気る前に思い切りよく食べきる。そんな潔さも時には必要なのかも。

⑦お弁当やお惣菜のお世話になる回数を減らす。
プラスチック容器だけでなく、ビニール袋に個別包装されたプラスチックのフォークやスプーンがついてくる。お箸は木製でも、やはりビニール袋に包装されているし、さらに小さなビニールに入った楊枝まで丁寧についてくることも。 それにプラスチック容器のふたがきちんと閉まらないがために、ビニール袋に入れる羽目になってしまう。結果として、二重にも三重にもプラスチックのゴミが増えていく。

全部できる人はもちろん素晴らしいけれど、なかなか難しい。
何もやらないより、まずはやってみればよいと思う。
それでまだいける!と思えたら、回数や量を徐々に減らしていけばいいでは。

考えれば、ほんの数十年前まではプラスチックのない生活が普通だったはず。
そんな暮らし、覚えている人もたくさんいるでしょう?
ごく最近まで、いろいろなものを「もったいない」から何度でも使う、使い捨てのない時代だった。

ものがなかった昔に戻るわけではないし、戻ることはできない。

その代わり、たくさんの選択肢はあるけれど、より地球や自分たち、未来のみんなに優しいと思える選択肢を選びたい。

ちょっと立ち止まって自分のやろうとしていることの結果を先に考えてみるって重要なことだと思う。私たちがやってしまったこと、または、やらなかったことのせいで未来の世代が苦しまないようであってほしい。
 
Greenpeace UKイギリスのグリーンピースによる、簡単に個人のプラスチック消費を計算してくれるサイト
(スタートするには英語で名前を入れるだけ。ニックネームでもあいうえおでもなんでもOK)
ぜひ試してみて!

https://secure.greenpeace.org.uk/page/content/plastics-calculator

私は年間1300アイテムのプラスチックを使用しているって😖

英ガーディアン紙には、2017年3月に「西側諸国の使い捨て文化が世界中にゴミをまき散らしている」という記事が。西側とは日本ももちろん含まれる先進国の事。

https://www.theguardian.com/environment/2017/mar/13/waste-plastic-food-packaging-recycling-throwaway-culture-dave-hall

いつか日本にもお店が出店したらいいなぁ・・・
「包装なしのショッピングがヨーロッパで増加」
https://www.zerowasteeurope.eu/2014/04/packaging-free-shopping-on-the-rise-in-europe/

不便かもしれないけれど、地球にも、私たち自身にも優しい生き方なんだろうな。

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